Column.3
社内の問題抽出から始める

会社には年代、性別、考え方の違った人が多く集まってできているため、問題を全く抱えていない企業は、恐らく存在していないと思います。しかし、どこにでもある問題だからと放置していたら、やがて大きな問題となり経営に大きな影響が出ることがあります。

そのため、経営コンサルティングサービスの第三者視点により、基本的に社内の問題抽出から始めることが大切だと考えています。

問題と課題

同じ業界や企業の中に長くいると、外では非常識に思えることでも、常識的に捉えてしまうことが少なくありません。そうした思い込みが、問題を問題として認識できなくなることに繋がってしまいます。根本的な問題を認識できていないと、いくら優れた事業計画を立てても具体的な改善策がとられない為、結果がついてこず、頭を抱えてしまうことになります。

問題とは、あるべき姿と現状のギャップであり、そのギャップを埋める方法を課題として捉え、具体的な改善策を講じる必要があります。

問題と事実と課題

「何が問題なのか?」という問いに対して、ただ事実を言っているだけの人が多いと思います。例えば、製造会社で納品すべき商品が、期日に間に合わないことが分かったとします。この時、「期日に間に合わない」ということだけを問題にしている方が多いのではないでしょうか。

こうしたケースでは、「期日に間に合わない」ということはただの事実でしかなく、問題は「何故期日に間に合わなくなったのか」という点になります。想定されるケースは、単純な人材不足、製造する機械の経年劣化、途中からの仕様変更、発注数の追加など様々なケースが考えられます。問題点を把握できるようになることで課題を認識し、具体的な改善策(人材の補充、機械の入替え、コミュニケーション強化等)を講じることにより、次回からは同じミスが起こらないように対応することができ、業務が改善されていきます。

問題意識の共有

問題を具体的課題として捉えたなら、今度はそれを社内で共有し、全体で改善に向かうことが大切です。もし、バックオフィスだけでそれらを認識していて、フロントオフィスにそれが伝わっていなければ、上手く連携を取ることができません。社内全体が問題と課題を認識していることで、気持ちのベクトルは同じ方向へむきやすくなりますので、早く解決することに繋がります。

問題=マイナスのイメージがあり、ネガティブ的に捉えてしまうかもしれませんが、「ピンチの中にチャンスあり」という言葉があるように、社内の問題を解決し社員同士の連携を高め、顧客満足度を上げるための良いきっかけにもなります。

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