VC(ベンチャーキャピタル)とは高成長が見込まれるベンチャー企業・未上場企業に対し投資を行う専門機関であり、投資した企業がIPO(株式公開)することによってキャピタルゲイン(株式上場益)を得る事を事業目的としています。
新規上場企業数は2006年度に188社、2007年度121社、今年は100社を割り込む可能性があり減少傾向にあります。
新規上場企業の減少に伴いVC大手4社(日本アジア投資、ジャフコ、SBIインベストメント、エヌ・アイ・エフSMBCベンチャーズ)の株価が低迷しているという記事が出ていました。2006年1月の株価を100%とした場合平均して60%程度下落しており、ジャフコでは2001年東証1部上場以来の安値を更新しています。
今年の上場第1号で2月1日に上場したデジタルハーツ社の上場初値は132%UP(185,000円→430,000円)でしが、それから15日までに上場した3社はいづれも公募価格を下回っており、三井生命のように上場を延期している企業も出てきています。
先週のテレビで、20年間で日本企業が100万社減少しているというニュースを見ました。独立系VCの代表者がVCとしての立場としてはかなり残念な状況であるとコメントしていました。VCの役割はインキュベーションの意味合いもあるはずなのですが、それが実現できていないという事でしょう。特に大手VCは事業性についての評価が厳しい(=リスクを取らない)ためアーリーステージの企業や収益性が確立できていない企業には投資を見送ることが多くあると感じています。
その一例として、東芝でフラッシュメモリーを開発された研究者が独立し、日本での資金調達を試みたところ調達が出来なかったので仕方なく海外で起業し、工場等を含め100億円を超えるの資金調達に成功した事例が出ていました。
日本のVCの目利きが確かでこの研究者の事業が上手くいかなければ判断としては正しかったかも知れませんが、事業が成功すれば最終的には日本の大きな損失となってしまいます。
新興市場の低迷もありVCの投資回収の状況も悪化しているようですが、リスクのある企業に対してVCとして積極的に資金供給をしていただき、新興企業ををバックアップしていただきたいと願います。
その結果が大きな投資回収のリターンとなるはずです。もちろん、事業の将来性があることが前提ですが...
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