日本経営士協会メールマガジンより一部抜粋して紹介いたします。
■ 1-5 「金太郎飴経営」を見直そう 2
前回は「共通目標」と「共通認識」についてご紹介しました。今回は、その続き
となります。
今回は「金太郎飴経営 その2」をお伝えしますが、「金太郎飴経営」という言
葉もしばしば批判的な表現で用いられます。管理という言葉が一般的に冷たいと
いうイメージを持たれているのとは異なることだと私は考えているのと同様に、
金太郎飴経営も、一般的な評価と異なりポジティブにとらえています。
■ 「共通行動」で全社ベクトルの実現
共通の目標を正しく理解した上で、経営計画・年度計画・部門計画に基づき社員
各自の期間・月度・週間計画や日程計画を立案します。管理職と面談し、それら
が上位計画にそったものであるかいなかを確認し、必要があれば修正します。
管理職の計画と部下のそれとがバラバラであってはなりません。企業目標に向か
って、トップから一般社員までが、それぞれのレベルに応じて、統一された行動
を起こし、一丸となって向かうこと、換言すればトップから社員までの行動が、
有機的に結合し、目標に向かってベクトルをあわせて行動する、これが「共通行
動」です。
■ 「金太郎飴経営」への批判
上述のような「共通目標・共通認識・共通行動」を英語で表現すると
Common Aims
Common Acknowledgement
Common Action
となり、その頭文字をとって「3CA's」と言っています。
3CA'sは、一時話題になった「金太郎飴経営」に通じるところがあります。
「金太郎飴経営では、社員の個性がなくなる」という批判をしばしば聞きます。
しかし、社員の個性を重んじるために、企業がバラバラであっては経営効率はよ
くありません。
例えば、初めてゴルフをやり始める時に、まずグリップやスタンスといった基本
的なことをきちんとすることからやり始めるでしょう。そしてスイングの基本を
体で覚え、基本がきちんとできることからスタートすると思います。
「基本がきちんとできる」こと、すなわち「当たり前のことが当たり前にできる」
ようになってから、「コースが右にドッグレッグ(右に曲がる)しているから、
スライスボール(打球が右にカーブ)を打とう」というように応用動作を考える
ようにすればよいでしょう。
すなわち、「当たり前」のことができるようになってから「個性的」な部分を伸
ばしていけばよいのであって、すべてマニュアル通り=金太郎飴経営、と考え、
全社員が同じようにやることを強要することではないのです。
- 2008年10月 8日 23:06
- 経営全般
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