カーブアウトとは、企業から戦略的に技術や事業を切り出し(Carve-out)、外部の資本や経営資源を積極的に取り込むことで、その成長を加速化させることを狙った新しいベンチャーの形態です。
親元企業から単に技術を切り出すだけでなく、一定の出資や人材提供などの支援・連携を受けつつ切り出す点に特長があります。
出所:株式会社テクノロジー・アライアンス・インベストメントHPより
ベンチャー企業を起業するために会社を辞めて(飛び出して)独立した形式で新たに会社を設立する「スピンアウト」「スピンオフ」に対し、「カーブアウト」は親元の企業から継続して経営的支援を受けるこができることに大きな違いがあります。
起業して会社を経営していくためには、資金の問題をはじめ様々な課題が生じますが、ある程度の支援を受けることができる「カーブアウト」は「スピンアウト」「スピンオフ」に比べると安定感がありますし、一定の独立性を保つこともできるので優れた形態だと思います。
最近の金融恐慌により今後企業は益々厳しい経営判断を迫られる事が多くなると考えられます。
集中と選択という言葉がありますが、利益が出ない、新規事業を行わない等の理由から単純に事業から「撤退」するのではなく、「カーブアウト」により、本気で取り組んでいる人たちを支援することで事業の可能性を残して欲しいですね。
「カーブアウト」の重要な成功のポイントは親元の会社からだけではなく、外部からも支援を受けることが必要となります。特に資金的な支援が必要であり、「カーブアウト」に特化したファンドもありますので、現状の経済状況から資金が硬直されていることが非常に懸念されますが、積極的に支援してもらえることを望みます。
- 2008年12月21日 00:15
- 経営全般
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