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経営コンサルタントよる、経営指南 ◆ウォシュレットトイレの修理◆

日本経営士協会メールマガジンより一部抜粋して紹介いたします。

 

■ ウォシュレットトイレの故障

 

トイレの床に水が流れていた、雨が吹込んだ様子もないし、水道管からの漏れで

もない、原因不明のまま使用していたら、次第に便座の横から水がもれ始めた。

掛かりつけの工務店に調べてもらったら、診断はタンクの割れと思われる、この

様なウォシュレット一体型トイレは交換修理に20万円は必要であるとの事だっ

た。この便器は設置直後からトラブルがあり、家では評判はよくなく、何時も高

い買い物をしたと非難されていた品物であった。インターネットで調べると、交

換品として掲載されていたのは18万円で、工事費を含めれば20万円はまあ妥当

な価格と思われた。我が家は築後35年以上にもなりリフォームを考えていたの

で、いずれ壊されるので簡単な応急処置としたかった。ウォシュレットの取り付

けは何度も自分で経験し慣れていたので、今度は内部構造を調べたい気持ちにな

り、分解して水漏れ箇所を探す事にした。

 

 

■ 修理費20万円が1万円?

 

最初の難問は一体形のカバーを取り外す事であった。周りのネジは全て取り外し

たがカバーは少し動くが何かに引っかかって取り外せない、周りを詳細に調べて

も残りのネジはない。このような時の常套手段であるインターネットで、メーカ

ーのホームページを調べたが取扱説明書にある図面と同じで詳しい分解図面は無

い。仕方なくメーカーのショールームに相談に行ったが、若い受付のお嬢さんは

お客様は器用でいらっしゃるが、取り外しの方法などはプロの工事店でないと

「教えられない」との事であった。何も工事屋のお世話にならなくてもと思い再

挑戦した、取り外し可能な所は便座のヒンジ以外は考えられない、左右のヒンジ

をペンチで抜いたら簡単にカバーを取り外す事が出来た。何故こんな簡単な事を

教えてくれないのかと思った。

 

水漏れ箇所はタンクの割れではなく、ウオシュレットの水流を調節するモーター

の軸付近からである事が分った、この軸には水漏れ防止用のゴムパッキンがあり

水漏れはその隙間からであった。長年の回転によりゴムパッキンと軸受けの間に

隙間が出来たのである。問題箇所は突き止めたが、如何にしてこの磨り減ったゴ

ムパッキンを調達するかである。Oリングは交換部品としてDIY店でも扱っている

が、このパッキンは工業用の特殊品であり市販はされていない。思い当たる幾つ

かのメーカーのホームページを調べても製品リストには無い。最後の手段はメー

カー指定の工務店で聞くしかない。メーカーのメンテナンス会社を紹介してもら

い分解した写真を送った、ゴムパッキンは交換用として準備されていないが交換

ユニットがあることが分かり、修理できるとの事であった。見積書がFAXされて

きたが、部品代と交換費用を合わせても1万円以下であった。最初の20万円は何

であったのか。分解して問題箇所を見つけなかったらどうなっていたであろう。

 

 

■ 見た目スッキリ、修理大変

 

以前、製造会社にいた時、トラブルやクレームがあるとトコトン原因を追究する

習慣が付いていたのが今回の役に立ったと思う。何事も諦めない事だ。最近は製

品も複雑になり、例えば自動車の修理を依頼すると、簡単に、組み立てられた部

品と交換されてしまう、この方が手間も省け便利ではあるが、購入者にとっては

大きな出費である。システムキッチンなどのAll-in-Oneの製品が増えている。確

かにコンパクトであるが、見た目スッキリ修理大変は困る、これからは故障の時

の交換単位を考えて私は出来るだけ組み立て型の製品を購入することにしている

 

経営コンサルタント・経営士 久崎 力 氏(日本経営士協会 理事)

※久崎先生は、大手総合電気メーカーに長年おられ、現場から営業部門、海外子会社などでいろいろなご経験を積んでから、経営コンサルタントとしてご活躍中です。幅広い知識と経験を活かし、製造業を中心にご指導をなさっております。

久崎先生の詳細プロフィールにつきましては、下記URLをご参照ください。

http://www.jmca.or.jp/meibo/pd/1038.htm?mag2

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