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☆企業金融四次元ポケット「不況だからこそ問われる、決算の"真の"内容」No.1

ファイナンシャル・プランナーのペンネーム「ドラえもん」にブログの連載をしていただくことになりました!

 

 皆様始めまして、ファイナンシャル・プランナーのペンネーム「ドラえもん」です。

 主に中小企業の方々を対象に、財務体質の強化、資金調達方法の改善、福利厚生・企業保障の最適化、投資・運用のアドバイス等、様々にお役に立たせていただいております。

 

 この度、ご縁がありまして、このブログサイトで連載記事を書かせていただくこととなりました。未曾有の金融危機に突入し、世界経済が正に大変革の最中に追いやられた現状において、いかにして一つ一つの企業がその業務をむしろ強化し、新時代の繁栄に向かっていただくか。そのためのアイデアを生み出し得る情報を、できる限り大局的な見地からお伝えいたしたいと思っております。どうぞ宜しくお願いいたします。

 

 さて、2009年もいよいよ春を迎えました。春といえば、決算の季節です。特に今年においては、2007年に始まった世界金融危機の影響がいよいよ明確に反映される決算となります。そのため、多くの企業が自社のものに対してはもちろん、関連企業・競合企業等の決算内容にたいしても、極めて大変高い意識を持っていることでしょう。また投資家筋からも、様々な思惑を持ってその詳細が眺められることとなるでしょう。

 そして決算において特に重要視されるものは、やはり最新の利益です。多くの企業が損失を計上し、それによって信用性を喪失し、株価の下落にも繋がり、より業績を悪化させていくと思われます。そして、より深刻な不況へと繋がっていく危険性も見出されます。ですが、この不況の時期だからこそ、例えばある企業がしっかりとした利益を計上していても、その理由は何であるのか。また、損失が出ているとしても、経営状況の実態としてはいかがであるのか。そういった点の詳細を見ていかない限り、本当に正しくその企業を評価できたことにはなりません。単発な数値を強調したメディアの報道等にも影響されることなく、自社の経営の実質的な健全性と、他社の正しい将来性を判断していただきたいものです。

 

 例えば製造業といった不況の影響がより大きい業界においては、売上の減少についてはほぼ当然であり、それのみでは現状の評価ができません。さらに言えば、そうであるにも関わらず利益を計上している企業は、そのための何らかの策を取っているということでしょう。もしそれが保有していた不動産や株式の売却によってなされているものであるとしたら、それはむしろ危険性が高いと言えます。現状の底値知らずの状況で不動産や株式を売却して当期の利益を確保したとしても、それは企業の資産を実質的かつ大幅に減少させたに他ならず、後に好況に転じた場合でも、資産を回復することができません。もちろん、株式によっては、いかに株価が下がろうと売れるうちに売っておかねば紙切れになってしまうと予想されるものもあるため、売却することイコール失策であるとはいえませんが、いずれにしても企業の体力は明らかに落ちたことになります。

 逆に言えば、元よりリスク分散をしっかりと行っており、中長期利益をしっかりと見込める資産がある企業においては、この時期に損失を計上しても、そのポートフォリオを維持することがむしろ正解となります。もちろん本業が衰退しては元も子もありませんので、あくまで資産面からの評価に過ぎないのは事実ですが、資産を手放していなければ、いざ業務改革に取り組まんとした際には、その原資を作る手段が残されていることになります。取引先や株主からしても、そういった企業でないと肩入れできないでしょう。

 株価の下落は向こう数年は続くという予想が多く聞かれます。そういった中で、既に現時点で策を失くした企業が、生き残っていくことは非常に厳しいのではないでしょうか。

 

 こういったお話は、比較的大きめの企業により関わることであると感じられるかもしれません。ですが、これからの時代、中小企業が中小企業として安住していくことはむしろ難しくなっていくでしょう。大企業となっても揺るがないだけの発展性をいかに創出していけるか、そしてそれに耐えうるだけの金融面、人材面、制度面の地盤をいかに作り出していけるか、この点が将来を決することになると思われます。不況の時期は、情報から学び得ることはより多くなります。ピンチをチャンスに変えるために、大局と詳細の両方をよく眺め、自社に正しく反映させる姿勢を持っていただきたいです。

 

 今後は、その時々の情勢を眺めながら、より具体的な企業強化の策について精力的にご紹介したいと思っております。ぜひご期待下さい。

 

 

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