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経営コンサルタントよる、経営指南 ◆業務の見直し◆

日本経営士協会メールマガジンより一部抜粋して紹介いたします。

 

■ 業務見直しには絶好のチャンス

 

金融危機のまっただ中消費が低迷している。売上の拡大は全く期待薄で多くの企

業が人員削減をなりふり構わずに実行している昨日今日である。人員削減もよい

がこのようになった原因は内側にもあることを認識すべきである。直接・間接部

門での業務見直しには絶好のチャンスである。忙しい:時間が無い:等の言い訳

を言っていられない。自身の業務の見直しが即求められている。

 

 

■ ある居酒屋における大胆なコスト削減のアイデア

 

最近、日経ビジネスに次の様な記事が載っていた。或る居酒屋では焼き鳥の串を

止めた。どう考えても焼鳥では串は全く不要である。竹串を用意し、鶏肉を刺し

それから焼く、客は串から肉を引き抜き食する。この間の費用即ち串の材料費と

串打ちの人件費は全く無駄であることに気が付いた。

 

これが驚くことに原価の50%も占めていたのである。この会社では商品の改善

をする為に担当者の「一新」をしたのである。現状の陣容では従来の方法を改良

するアイデアしか出てこない、つまり串の無い焼き鳥など考えられないのであ

る。

 

現場の反対は大きかったが味付けの工夫をするなどしたところ、実際には売上は

むしろ従来より増えたと言う。この事例は原価を下げる余地がたくさん残ってい

る事を示している。固定概念に縛られ、削れるコストを見逃していないか、基本

的意識の見直しが必要であろう。ここにも「トップのリーダーシップ」「トップ

の決断」があった。

 

 

■ 間接部門での手っ取り早い方法とは

 

同じ事が製造業でも言える。コスト削減目標が20%だと、どうしても従来の発

想から抜け出せない、そこで思い切って50%の低減を目標とすると、意外(失

礼)と新しいアイデアが出てくるものだ。間接部門での最も手っ取り早い方法は

自身の廻りの業務の見直しである。

 

固定概念の為、特に疑問と思わずマンネリで作業を行っていないか、承認の印を

書類を見ないで押していないか、特に部下が「印を下さい」と言ってくる時に

は、承認不要な場合が多い。又、伝票も権限の無い部門にまで通していないか、

自部門の権限を維持する為のみに承認印を押すことは無いか見直すべき点は多々

ある。物つくりにおいては「1秒」単位で動作を確認して削減に努力しているの

に比べて、事務部門は努力が不足していると思われる。

 

 

徹底的に動作を調べ一つ一つ真に必要か、他部門と重複していないか確認をしよ

う。不況で業務量が少なくなった今が徹底的に業務を見直す時期だと思う。全社

で業務フローの見直しをしたところ、20%も無駄や重複があったとの報告もあ

る、是非見直し確認を実行して欲しい。

 

 

■ ポストイットを使った簡単な方法

 

作業は単純で、特別新しい事を考えるのではなく、例えば間接部門の業務をポス

トイット(メモ用紙)に出来るだけ細かな作業まで書き込み、そしてどの部門か

らの依頼で、作業終了後どの部門へ送るか、または依頼するかを記載する。出来

ればポストイットは部門別に異なる色を使うと良い。出来上がったポストイット

は白板か壁に貼り付けて皆で眺める。自然と重複している作業や無駄な作業を担

当者自身で見つけ出すことが出来る。管理者はただ眺めているだけで良い、参加

者は最後に自身で成果を実感すると思う。

 

経営コンサルタント・経営士 久崎 力 氏(日本経営士協会 理事)

※久崎先生は、大手総合電気メーカーに長年おられ、現場から営業部門、海外子会社などでいろいろなご経験を積んでから、経営コンサルタントとしてご活躍中です。幅広い知識と経験を活かし、製造業を中心にご指導をなさっております。

久崎先生の詳細プロフィールにつきましては、下記URLをご参照ください。

http://www.jmca.or.jp/meibo/pd/1038.htm?mag2

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