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☆「どうやったら自社の商品・サービスがテレビ番組に取り上げられるのか?」No.6

●伝えるための最強ツールがテレビ番組だ!

 

一、より面白く、より便利に

 

 営業回りで顧客開拓をするには、労力・時間・資金を湯水のように使わなければ、なかなか効果が表れないでしょう。

 

 短時間で100万人規模のターゲットに訴求できるツールは、日本国内においてテレビ番組以外に存在しないと言っていいと思います。全国放送の番組なら視聴率1%で100万人超の視聴者数と言われており、仮に視聴率15%の番組で紹介されれば、情報は1500万人以上に伝わるからです。

 

 世界最大の販売部数を誇る読売新聞は発行部数こそ1000万部ですが、自社情報が掲載されている記事を読者が必ずしも読んでいるとは限りません。その上、新聞は基本的に「事実を淡々と報道」がスタンスですが、テレビ番組が取り上げる際には、より面白く、より便利に、魅力的に伝わるよう、制作ディレクターによる「演出」までオマケとしてついてきます。映像の力によって情報が具体的なイメージとして伝わるので、新聞などと比較して、反響効果は群を抜いています。

 

 

 

二、テレビ番組の演出はそのまま使える営業ツール

 

 私が、ディレクターとしてあるテレビ番組内の情報コーナーを担当していたとき、とあるメーカーが開発したスピーカーを取材しました。

 

 この製品は特殊な技術が使われており、正面以外からは音が出ないという代物。空気の振動によって音を出す仕組み上、スピーカーからは様々な方向に音が発せられますが、この新製品は正面からしか音が出ないように作られていて、横、後ろ、斜め前など、正面以外に立つと、全く音が聞こえないのです。

 

 映像が主体のテレビで、目に見えない「音」をどう表現するか......。これは非常に難しいのですが、それでも、よりわかりやすく視聴者に伝えるのが、ディレクターの腕の見せどころ!

 

 悩みぬいた末に編み出した手法が、一昔前に一世を風靡していた「ダンシングフラワー」(音に反応して動き出す玩具)を利用することでした。間隔を空けて数台の「ダンシングフラワー」を設置し、片方の端から順番に、音を出しているスピーカーの正面を向けていったわけです。通常のスピーカーならば、音が四方八方に伝わっているため、「ダンシングフラワー」も一斉に動き出すところ。しかし、この新製品では正面の「ダンシングフラワー」のみが動き出し、「一定範囲にしか音が伝わらない」ということを、見事に映像化することができました。

 

 放送後、非常に大きな反響があり、スピーカーの発表会を控えていたメーカーの担当者から「製品の最適な伝え方が見つかった」と大変感謝されたのを覚えています。その担当者は、製品の性能をわかりやすく伝えるにはどうすればいいかと、ずっと悩んでいたそうです。

 

 いささか手前味噌な話ですが、テレビは商材の映像を撮ってくれる上に、万人に向けて分かりやすく発信してくれるメディアです。それを見た人たちは商材の理解も進み、企業側はプロモートのヒントも得られる。

 莫大な資金をかけずに、ここまでできるのです。これはもう、最強の武器とも言えるのではないでしょうか?

 この武器を活用するために「PR活動」を行うのです。

◆コーヒーブレイク◆

テレビマンとの交渉でよく耳にするギョーカイ用語小事典①

テレビマンが何気なく口にする言葉の中には「ギョーカイ用語」も少なくありません。それらを少しでも知っていれば、仕事がより円滑に進むでしょう!

 

AC(エーシー)

 電源(コンセント)のこと。スタッフが、「ACないか?」と言いながら電源コードを持ってウロウロしていたら、たいていコンセントを探しています。

 

 「画」とは映像やその構図のこと。「全体が見えるような画が取れるところはありませんか?」などと使う。

 

押し、まき

 「押し」は番組進行が予定時刻より遅れること。10分超過して進行していれば、「10分押し」と表現。反対語が「まき」で、進行が予定よりも早いこと。「前の撮影が早く終わったので、10分まきで現場に入る」などと使う。

 

上手(かみて)

 カメラから見て右側のこと。もとは舞台用語で客席から見て右側のことをいう。反対に左側が下手(しもて)。「もう少し、上手に寄って頂けます?」

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